愚者のニュース

IT関連を中心にニュースの紹介をしつつ思ったことを気の向くままにつづっています。

今の子供達は本当に全てが駄目なのか ひとりごと/ウェブリブログ

今の子供達は本当に全てが駄目なのか ひとりごと/ウェブリブログ

「今の子供は本当にすべてが駄目なのか」
・皆に考えてほしいこと - 儚雪の空

と言う問いかけとそれに対する回答。私も今の世代は〜とかゆとりは〜と言われてきた人間だし、そういう記事をよく読んでいて色々思うこともあったのでちょっと書いてみようと思う。

まず、問いかけへの回答から言えばNoである。全ての子供が悪いわけでもなければ、一人の子供を見てその子の全てが悪いとも言えない。そもそも、ニュース(特に日本のニュース)は悪い面、ネガティブな面はよくニュースになるが、いい面は滅多にニュースにならない。そんななか、全ての子供を見たわけでもないのに、また、一人についてよく付き合ったわけでもないのに、なぜ全てが駄目と言えるのだろうか。まず、そこから間違っている。まぁ、Noと言ったのはそんな理由からではないですが。

それでは、最初に論点をはっきりさせておこう。

「いまの子どもはコンピューターに向かってパチパチやることは得意だけれど、人とのコミュニケーションはヘタだ」
・皆に考えてほしいこと - 儚雪の空

と言うことで、コンピュータがどのくらい使えるかとコミュニケーションの得意不得意の話。

単純な結論から言えば、コンピュータには触れていて、人間とのコミュニケーションはそこまで取っていないと言うことになる。それはもはや紛れもない事実であろう。だから実際にコンピュータはまぁ大抵の人はいじれるし、コミュニケーションが苦手な人が多い。そういう意味で、対人能力がない代わりにコンピュータが使えると言うのは真実であろう。人間が学べる時間と言うのは限られていて、昔の人が主にコミュニケーションに割いていた時間の一部をコンピュータにかけるのだから。
だが、コミュニケーションが出来ないのはコンピュータが原因なのだろうか。それは違うと思う。昔は近所づきあいと言うものが多かった。まだ学生の私でさえ昔はそうだったと思うことが出来る。しかし、最近では近所づきあいと言うものがあまりない。それは今の子供が産んだ結果か?いいや、違う。それは今の「最近の子供は…」という事を言っている人たちが作り上げた世界である。直接作り上げなかった世代だったとしても、その子供や後輩の世代が作り上げた世界である。それをさしおいてなぜ最近の子供は等と言う言葉が言えるのだろうか。あなた方(の全てではない)が教育を怠った結果が今ある世界なのではないか。仕事仕事と言って子供や近所とのコミュニケーションサボってきた結果なのではないか。私みたいな子供の言う事じゃないのかもしれないけれど。
まぁ、お互いにこんな文句を言っていても始まらない。既にこうなってしまった以上、解決する方法・これからの方針を決めなければいけない。では、どうするべきなのか?
経験が足りないのならこれから経験を積めばいい、私はそう思う。なぜ、今の若者には出来ないなどと言うのか。やらせてみなければわからないではないか。あなたは入社した時からそんなにも有能な人間だったのか。確かにコミュニケーション能力に低い部分はあるかもしれないけれど、その代わりの能力は持っているはずだ。生きている間に勉強できる量はそこまで変わらないのだから。
今恐れるべきは、最近の若者はと言いながら教育せず、ダメな親が出来て、更にダメな子供ができると言う最悪のサイクルから脱する事ではないのか?既に、サイクルはかなり進行しているが、まだ後戻りできるのではないだろうか?
そして、この気持ちを大人になっても持っていたい。そう思う。