愚者のニュース

IT関連を中心にニュースの紹介をしつつ思ったことを気の向くままにつづっています。

返信 - がぶるでぃぐく

返信 - がぶるでぃぐく
『それは人間が(もしくは貴方自身が)やるべき事なのか』という疑問。もしくは「原始人的な人間は情報発信なんてするなよ」という野暮な主張。 - がぶるでぃぐく(from:まなめはうす) - 愚者のニュース
この記事に対する返信。気づいてはいたのですが、なかなか時間が取れなくて1週間近くもたってしまいました。
色々思うことがあったので更に反応してみる。

前半のニュースサイトに関する話

件の記事で言いたかったのは「似たようなニュースサイトが多すぎて辟易してます。特定のサイトがどうこうじゃなくて、たいして質の違わない(つまり、半分が突然閉鎖しても全然困らないどころかたぶん気づくこともないような)ニュースサイトがこんなに沢山ある現状ってどうなの?」ってことです。

この意図に対して、私の記事は的外れだったかもしれません。自分のサイトを中心に考えていた節もありますし。ただ、ここの部分に対して思ったのですが、大半の人は気づかないかもしれませんが、数少ない読者は居て、突然閉鎖したら寂しい思いをする人が少なからず居るのではないか、と思ったのです。
私自身、個人ニュースサイトをやっている割には他のニュースサイトさんをそんなに知りません。恐らく20〜30ぐらいです。以前に、紹介してコメントを書いた記事でも、大手・老舗ニュースサイトからURLだけをまるまるコピーしてるサイトにどんな価値があるのか?と言う内容の記事もありました。(と言うよりは、私が変な風に誤解してはてブで訂正されたのですが。)で、コレを思い出して、私はちょくちょく自分の世界に飛びすぎて突っ込むべきところがずれてしまうんだろうなぁ…という事に気づいた。気をつけなくては。
それはさておき、その時に紹介した記事はこちら。
ブロガなのにまとめサイトやネタニュースサイトばかり見ていませんか? - 今日もこれといって書く事が無い。
こっちの反応の方がいいかも。

僕が言いたかったのは個人ニュースサイトの記事が老舗個人ニュースサイトからのURLコピーばっかりだなぁってこと
はてなブックマーク - 愚者のニュース - 今日もこれといって書く事が無い。 - ブロガなのにまとめサイトやネタニュースサイトばかり見ていませんか?(from 明日は明日の風が吹く)

もっと自分でも記事を探さなければ、と言うことなんだと思います。
しかし、例えURLは全て老舗個人ニュースサイトからの情報だったとしても、それを何個も見てまわって、また別の視点から見ることにはそれなりの意味はあるし、それに対するコメントにもまた意味があったりします。

誰でも書けるような短い感想しか書いてない(≒存在意義がない)サイトばっかり

との事ですが、見てる範囲が狭い事もありますが、感想が被ってる事はあんまりないように思います。(紹介する記事によってはあえて被せることもありますが。)

読み手にとって唯一無二の物になりうるか、ということを考えてたわけですよ。

これに関しては、コメントが少なければ少ないほど唯一無二の物になりにくくなるのは間違いないでしょうね。しかし、なかにはたった一言なのに、タイトルだけでは見る気にもならなかった記事を読んでみる気になったり、この人が紹介するなら…と言う気持ちで読みに行くこともある、と言うのも(少なくとも私には)実体験としてあるのです。
そう考えると、コメントの量などは関係なくて、その記事に対する切りかえしをいかに上手く出来るかとか、いかに見る気持ちを高めてくれるか等に、その人のニュース選定眼や短いコメントに込められるか、と言うのをニュースサイト管理人は常に考えなくてはいけないのでしょう。
これは自分の話になりますが、ニュース選定・コメント共に他にないものをしっかりと意識しているわけではありませんが、私の知ってる範囲では、IT系を混ぜつつ、一般ニュースやネット・ブログ論、2chネタやら仕事論、Lifehack…等、幅広く集めてるところは見当たりません。もちろん、読む側も全てのジャンルを期待して読んでる人もほとんど(全く?)居ないとは思いますが。
長くなりましたが、結論としましては「ニュースサイトを運営するに当たって、何らかの方法で自分の個性を出していく必要がある」といった所でしょうか。
で、ここまでで前半部分。

プログラマとして大事な事

次に後半部分。こっからは、ある程度プログラムがわからないとわからないかも。
1年以上、授業・研究以外のプログラムを作っていなくて、自分でプログラマを名乗るのが憚られるのですが、プログラマとして期待通りの解答が帰ってきたので、紹介します。
まず、私は(なかば釣りか煽りのごとく)

で、最後に一つ。あなたの作っているテキストエディタ、他と何が違うの?もっと他の凄いプログラマーが書いたらダメなの?
『それは人間が(もしくは貴方自身が)やるべき事なのか』という疑問。もしくは「原始人的な人間は情報発信なんてするなよ」という野暮な主張。 - がぶるでぃぐく(from:まなめはうす) - 愚者のニュース

と言う文章を最後に書きました。それに対しての解答が以下。

少なくとも現状「C# で実装されていて、IronPython によるマクロで結構自由にいじれて、それなりに自由度の高い字句解析器を備えていて、ダイアログボックスを極力排除しつつも Windows との親和性を考えて作られたテキストエディタ」ってのは見つからなかったです

わざわざ私の質問に答えていただいてありがとうございます。(一応)プログラマの端くれとして、テキストエディタを作ってるという所を見かけて気になったので。
で、以下私の勝手な見解。私自身はツール関連はVBRPGのマップエディタを作った以外全く作った事がないので、ほぼ素人見解だという事を一応書いておきます。
ツールにおいて、実装言語の違いは大きな意味は感じられないので、置いといたとしても、マクロでいじれる・字句解析を持っていてかつダイアログボックスを極力排除と言うのは私の知る範囲でもないですね。
私の使っているサクラエディタWSHを使ったマクロと字句解析は実装されていますが、設定周りのダイアログボックスも多いし、マクロでIronPythonを使えるというのは大きな違いだなぁ…と素人目ながら思います。先程、実装言語の違いに大きな意味は感じられないと書きましたが、マクロで使える言語には(少なくとも実装言語とは比べ物にならないぐらい)大きな意味があります。ユーザ側に明らかに大きな違いをもたらしますから。十分に意味は感じられました。
言語を気にしなかったら、既存のオープンソースのエディタの改良と言う形も取る事は出来るとは思いますが、その辺はあまり気にしない。気にしない理由はその後の記述や、先程の解答にも関わってきます。

加えて言えば、技術者は「後学のために」車輪の再開発を行うことがあるわけです。自分がエディタを実装してるのは、「欲しい物がない」「後学のため」の二本柱です

ソフトに関しては『手になじむ』ことが一番大切

もちろん、プログラマの端くれとしては、車輪の再開発による勉強の重要性はよく知っているつもりです。むしろ、私が今まで作った事があるものは全て車輪の再開発だったり、劣化コピーだったりします。(例:C/C++とWinAPIやDirectXを使ってシューティングやテトリスPACMANもどきを作った事がある程度。)
そして、プログラムの勉強で結構な数の方が最初に作ったと思われるHello Worldだってソースの記述をそのまま真似てコンパイルするだけです。今までの偉大な先輩方が作ったプログラムのコピーを作ったり、辿った道を追わなければ、なかなかその能力を上げることは出来ないでしょう。
そんなのどうせ既にあるでしょ?と言う考えの人や、現在の私のように時間が無いを言い訳にプログラムしてない人間にはプログラマとしての成長はまずないですね。何でもいいから作ってみる、これはかなり大事なことですね。

わざわざ返信を下さったあなたへ

芸のない噛みつかれ方に対して反応をするのはどうかなのか

見込みがない人に対して説教たれるのは賽の河原積みをやってるような気分になる

芸が無くて見込みの無い私にわざわざ返信してくださってありがとうございます。
余計なお世話だとは思いますが、トラックバックに返信しなかったからといって失礼という事は全然ないと思っています。むしろ、答えるのが面倒だったらスルーするのも一つの手でしょう。こんなの、読まないほうが良いよと自分のブログの読者に教えたかったらトラバを削除するのも一つの手ですね。少なくとも私はそんな事で腹を立てるほど小さな人間でもないので。

最後の呟きとかまとめとか

今回のエントリ・やり取りから
・ニュースサイト管理人はいかに個性を出していくか考え続けなければならない。
プログラマとして車輪の再発明の重要性の再確認
を得ました。
あ、あと
・私は自分の世界に入ってちょくちょく関係ないことを書き始めることの再確認
もですね。
個性の出し方に関しては、これから色々考えながらやっていきたいと思います。
再発明に関しては…ここのサイトをやめれば簡単に別なことを出来るとは思うのですが、今の私にとってはここの更新の方が楽しいので、いつか欲しいツールが出来た時や、既にあるけど微妙に自分には馴染まないという時に思い出したいですね。
そして、最後の自分の世界に入る部分に関しては今までも様々な所で気づいてはいるのですが、今でもなかなか直らないですね。ある意味これも個性なのかもしれませんが、やはり自分の世界に入りすぎたら元記事の方にも失礼なので、しっかりと元記事の方への言及と自分の世界に関してと両方を書けていければなぁ…と思いました。