愚者のニュース

IT関連を中心にニュースの紹介をしつつ思ったことを気の向くままにつづっています。

新しい物を追うだけの愚かさ

近頃、ニュースサイトで色々情報を見ていると、新しい情報は入ってくるのですが、一つ一つをあんまり吟味してないんじゃないかなぁという事に気づいた。
んで何で気づいたかって言うと、ちょっとPC内の整理してたんですが、その時に、自分でまだ見てないファイルとか結構溜まってて、それらを見つつ色々してた。そうしているうちに、ひたすらに毎日新しい物追わなくても、時たま追えば十分楽しめるんじゃないかなぁ…と。
でも、追うことに意味がないかと言うと、全く無いわけじゃないんですよね。タイトルにあんな事書いといて何をって感じですが。
とりあえず、私は来年から職業プログラマーになるので技術者の面から見ていきます。
世の中で使われている技術は常に進歩しています。特にIT業界の進歩が速いのはよく知られていることでしょう。それらの進歩はある程度追わないと、職を失いかねません。COBOLC/C++等、なかなか運用停止出来ないところまで食い込んでるような技術ならば保守・運用のお仕事はなかなかなくならないと思うのですが、JavaRoR等、Webで使われているものは案外あっさりと運用停止しちゃう事も考えられるんですよ。そしてその時代わりの言語があればその言語しか扱えない人は技術者としてヤバいんですよね。だから、新しい物を追う必要がある。
でも、新しい物を追うだけで、既にある技術をある程度身に着けなかったら、それはそれでやっぱりいけないことなんだよなと。特に、新しい物が次々と出てくる世界で新しい物だけ勉強していては恐らく中途半端な人間になるでしょう。だから、自分のコアとなるような部分を作りつつ、新しい物も追うと言う大変な事をしなくてはいけません。
周りが進歩し続ける世界では、自分の今居る位置で留まるために周りの進歩と同じ速度で動かなければなりません。そして、自分をその世界で進歩させたいのならばその世界よりも早く動かなければなりません。技術においては新しい技術を追う事・今まである技術をある程度は使えるように身につけること、この両方をやって初めて自分を進歩させられるのではないでしょうか。

そう考えた時、このサイトは色んな物を追いすぎて、一個一個を身につけることを忘れた愚かな状態に陥ってるのではないか、そんな心配に駆られながら生活しています。

#近頃、こんな内容ばかりですね。どうにも危機感がなくならないようです。