愚者のニュース

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「サービス・パック」は役目を終えたのか?:ITpro

「サービス・パック」は役目を終えたのか?:ITpro
タイトルを見て最初に思ったのは「SP2で色々問題になったからなぁ」と言う点である。その事についてはちゃんと言及されていた。様々なアプリケーションが動かなくなり、一部のユーザにとってはいらないと言っていい機能が追加されて重くなったと言う印象がある。それがトラウマとなっている、嫌な記憶が残っていると言うのは間違いないだろう。
しかし、公式での意見は違うらしい。

 新しいサービス・パックがリリースされると,1つ前のサービス・パックのサポートは1年後(場合によっては2年後)に終了する。よってユーザーとしては,最新のサービス・パックがリリースされたら適用するしかない。しかし,サービス・パックのインストールは面倒だし,企業ユーザーであれば,サービス・パックを適用する前にアプリケーション互換性のチェックなどが欠かせない。サービス・パックをリリースすると,ユーザーにコストが発生してしまうので,あえてサービス・パックのリリースをキャンセルした−−というのがマイクロソフトの主張だった。

とのこと。確かに、あんまり頻繁に更新されると面倒なんですよね。インストールするのも大変だし。個人の意見でこうなのだから企業・学校等ではよりいっそう面倒で、負担になるという意見も出るだろう。

しかし、サービスパックが出ないのにも問題がある。インターネットに繋いでないPCが危険なまま放置されていて、それを急にネットに繋いだら大変な事になるということらしい。だから、ネットを使わずにCDの形で送れるサービスパックは便利と言うことらしい。

で、記事ではどちらがいいかを問いかけている。
出す場合のメリットも出さない場合のメリットもどちらもわかるのでなんとも答え難い問題である。ただ、あえて言うならわざわざCDの形で入手するユーザはほとんど居ない(と思われる)と言うことである。わざわざ、連絡したりしてサービスパックのCDを入手すると言う人手間をかける人がどのくらいいるかと考えた時、(少なくとも一般ユーザの間では)ほとんど居ないのではないか。また、インストールディスクにパッチを直接当てる方法も(非公式ではあるが)公開されている。また、リカバリをするユーザのために、HotFixディスクを作成するフリーソフトも存在する。そういう観点からすれば、個人ユーザとしては毎年毎年大きいアップデートをされるより、ちょくちょく小さい更新がある形でも問題がないように思う。
一番いいのは、サービスパックではなくても大きな問題になりそうな修正は、当てた状態で売るとか、その時点での修正を集めたディスクをお店で簡単に入手できるようにする事ではないだろうか。サービスパックを出す頻度を上げるとか、ネットつないでからでいいじゃんとかどちらも悠長な事を言っているのではないだろうか。
#更に言うと私個人は、現状のまま+サービスパックの頻度を下げても大丈夫だと思っています。