必要ない勉強をするのも大事
数学なんて出来なくても生きていける - 遥か彼方の彼方から
これ読んでとりあえず脊髄反射してしまった。
数学の知識がなくても、何も困らずに生きていけます。二次方程式だの、三角関数だの、マクローリン展開だの、一次変換だの、どれも生活には必要ない。
まったくもってその通りで、私なんかは大学入ってからほとんど数学を勉強しなくて数学がダメになったくちです。
しかし、生活に必要ないからといって小学校や中学校で勉強しなくていいというわけではありません。自分の将来も定まってないうちから必要ないからといって勉強させないと将来の道を狭める事になります。もちろん、小学校の時から本当に基礎的な事だけやって、芸能関係だとかスポーツだとか将棋やらなんやらに時間をかけたほうが大きくなれる場合もあるだろうとは思いますが、そんな特殊例を除けば、将来の事が定まって無いのだから色んな事勉強しておく事に異論は無いでしょう。当の本人たちは面倒だと思うかもしれませんが、無職でホームレスやらなんやらになる可能性をしっかりと教える必要があるでしょう。生きるのは大変な事なんだと。親が居るから大丈夫ではダメです。親なんていつ居なくなるか分かりません。いつ居なくなっても大丈夫なように全力で大事な事を教えておくべきです。
それでは高校・大学に入って生活に必要ない勉強が現代社会を生きるあなたにとって必要ないものなのでしょうか?
結論から言えば、それは嘘です。
なぜかと言えば、勉強してそれを忘れてもその行為は無駄ではないからです。何故忘れても無駄にならないのか?
まず一つとして、勉強と言うのはなかなか時間のかかる作業で、効率化を図ることがあります。何かを勉強するという事は学校の勉強に限らず様々な事に当てはまるわけで、新しい物がどんどん出てくる現代では勉強をやめることなど出来ないでしょう。勉強する事によってその効率化された方法を身につけることが出来ます。もちろん、勉強していてもあまり身につかなかった人も居るでしょうが、そういう人は大抵成績もあまり高くなかったりします。
二つ目に上げられるのは、脳の機能です。脳と言うのは使えば使うほど脳内のネットワークが発達し、頭の回転率だとか記憶力だとかそういったものが脳内に構築されます。脳内にネットワークが無ければ必要な勉強が出てきたからといって勉強し始めてもネットワークを作るところから始めなくてはならないので、年を取ってからでは脳の機能的に厳しい物があります。だから、子供の時は勉強しなくてはならない。脳を鍛えなくてはならないわけです。頭が固くなってからでは遅いのです。
何が言いたいかと言うと、そんなに好きじゃない事も学んで脳を鍛えておけば何か勉強したい事が出てきたときにその勉強した時に作られたネットワークを有効活用することで20越えた後でもある程度早く学ぶ事ができるわけです。これは時間が有限な人間にとってとても喜ばしい事です。時間が浮けばその分だけ好きなことが出来るのですから。好きなものの時間を作るために嫌なこともやる。これは大事な事なのではないでしょうか。
生きるのに本当に必要なものだけを考えていくとそこにはきっと何も残らない。少なくとも僕は生きるのに本当に必要なものだけで過ごすのは嫌です。もっと色んなことを勉強したいし、もっと色んなことが出来るようになりたい。
こういう考え方でも構わない。せっかくの人生なんだから色んな事に挑戦しましょうよ。ダラダラしていても何も楽しくありませんから。
※注意:脳の機能とか結構うろ覚えなのでそのまま他人に話すと恥ずかしい思いするかもしれないので注意ですよ。もちろん、人に訂正されれば正しい知識が身についてそれはそれでいいことなのですが。だから、うろ覚えでも書きますし。大事なのは指摘された時の対処ですよ。